ウォールアート
制作
「森の棟」こどもの心外来につながる
メイン通路に
病院や関連施設から採取した土で、
ウォールアートを制作しました。
はじめに
2023年、社会医療法人あさかホスピタルは60周年を迎えました。
2019年より行ってきた森の棟建築工事も完了し、2023年は大きな区切りの年となりました。
病院が生まれ変わるこの年に、改めてスタッフが年齢や職種、立場など垣根を超えて
混ざり合い、相互理解を深め、未来を語り、創る、「mingle」をテーマに、
60周年の記念プロジェクトを実施。
その一環として、真新しい森の棟のこどもの心外来へと続く廊下に大きな壁画を制作しました。
制作にあたって、国内外で活躍中のアーティスト、淺井裕介さんを迎えました。
淺井さんは「野生」をテーマに、主にその土地の土を使った「泥絵」の技法で、
その土地で感じ取ったものを、その土地に関わる人たちとともに描き出します。
制作に使用した土は、あさかホスピタルの敷地やグループ法人の施設など27か所から採取。
ホスピタルに集めた土は乾燥させ、細かく砕き、絵の具にするための土づくりを行いました。
あさかフェスなどの催事では地域の皆さまにも土づくりに参加いただきました。
淺井さんの14日間の滞在の中で、あさかホスピタルやグループの職員、患者さま、利用者さま、
関係有志のみなさんなど、
延べ100名以上の多くの方々が参加し、制作が進められました。
プロジェクト概要
- 2015
- 淺井裕介さん はじまりの美術館にて滞在制作《手と絵と目を信じてる3》
(企画展「TURN / 陸から海へ」)
理事長 佐久間啓が、淺井さんの作品と出会う - 2016
- 森の棟 基本構想がスタート
- 2017
- 佐久間啓 イタリア、イギリスの病院を視察し森の棟へのホスピタルアートの考えをまとめる
- 2019
- 淺井さんの作品《野生の合奏》(後に加筆され《野生の大合奏》)が猪苗代中学校に完成
(ウォールアートフェスティバルふくしまin猪苗代実行委員会による招聘) - 2020
- 森の棟Ⅰ期工事 竣工
- 2022
- 佐久間啓《野生の大合奏》鑑賞。淺井さん招聘への想いを強める
- 2023
-
60周年の記念プロジェクト始動
・1月 アートチーム編成
・5月 淺井裕介さんとの顔合わせ
・9月 グループの全施設からの土採取・乾燥
・10月 あさかフェスティバルでの土づくり
・11月 院内の職員・患者さまとの土づくり
・12月 7日~20日、森の棟 児童外来へと続く廊下にて制作
泥絵の具ができるまで
土の種類
やじるしをクリックすると、
採取した土の場所を見ることができます。
1段目を見る
- A横浜スタジアム
- Bはじまりの美術館
- C(混合土)
- Dグループホーム カルモ、
あさかあすなろ荘、あさかホスピタル、
カーサ・コリーナ、 しらさわ有寿園、
アイ・キャン アリエテ、
総合児童発達支援センター アルバ - Eはじまりの美術館
- Fコミュニティサポートセンター
アルベロベッロ、あさかホスピタル
- Gあさかホスピタル
あさかこころクリニック
あさかストレスケアセンター - H(混合土)
- I横浜スタジアム
- J(混合土)
- K(混合土)
- L(混合土)
- M(混合土)
- Nあさかホスピタル、山梨神社、炭
- O(混合土)
2段目を見る
- P弁柄(岡山県)
- Q炭
- Rチバニアン 川底の土
- S(混合土)
- Tあさかホスピタル、横浜スタジアム
- U牛岳温泉
- Vコミュニティサポートセンター、
アルベロベッロ、啓寿園、
カーサ・ミッレ - W高知城公園
- Xあさかホスピタル
- Yはじまりの美術館、こどものひろばプリモ
- Zグループホーム カルモ、あさかあすなろ荘
- aはじまりの美術館
- b山梨神社
- c新本牧支店
- dキッズスタジオPORTA、アイ・キャン、
ポルタ、カーサ・ミッレ、ビーボ、
アサカサービスセンター - eカーサ・コリーナ、しらさわ有寿園、
総合児童発達支援センター アルバ、
アイ・キャン アリエテ - f(混合土)
- gカーサ・ヴェッキオ、安積愛育園パローネ、ささがわヴィレッジ、ビータ・ラチッタ
3段目を見る
- h中央の背景色
- i背景中間色
- j背景色外側
- k(混合土)
- lチバニアン川底
- m陶芸センター自信楽
- nコミュニティサポートセンター
アルベロベッロ - o(混合土)
- p(混合土)
- q見延の炭焼窯の後
- r横浜スタジアム
- sあさかホスピタル
- tミラノ座
- uみはる工房
- vあさかホスピタル
- wあさかホスピタル
4段目を見る
- xあさかホスピタル、給食センターチーボ、
アイ・キャン、ポルタ、カーサ・ミッレ、
ビーボ - y啓寿園、あさかホスピタル、
カーサ・ミッレ、パッソ、コムニタ、
白沢地域包括支援センター
- zはじまりの美術館、Kふぁーむ、
グループホーム カルモ、横浜の土 - αあさかホスピタル
- βあさかホスピタル
写真で見る
制作風景
完成
動画で見る
プロジェクトについて
作家紹介
淺井 裕介 ASAI Yusuke
1981年東京都生まれ。マスキングテープとペンで植物を描く「マスキングプラント」、現地で採取した土と水を使って描く「泥絵」シリーズなど、屋内外のさまざまな場所に、身近な素材を用いた作品を制作している。
プロジェクトに
参加いただいた方々
- 淺井裕介
- 佐久間啓
- 穂苅しおり
- 岩瀬圭司
- (淺井さんのアシスタント)
- 青木 早知子
- 青木 瑠依子
- 明田 直美
- 阿野 美和
- 荒明 幸枝
- 安西 里実
- 安藤 月子
- 石崎 加奈
- 伊藤 智絵
- 上杉 菜美
- 内田 洸太
- 遠藤 滋
- 遠藤 朋美
- 大越 厚子
- 大政 愛
- 岡部 兼芳
- 小田川 優士
- 小野 好貴
- 壁谷 知
- 菊地 弘子
- 清野 愛子
- 草野 和也
- 楠 早紀
- 楠 恭信
- 楠 詠斗
- 熊谷 栄史
- 熊坂 圭祐
- 桑原 純一朗
- 桑原 菜月
- 郡司 千里
- 小池 美智子
- 後藤 麻里子
- 小林 竜也
- 小松 恵貴
- 斎藤 真澄
- 斎藤 夢衣
- 酒井 良浩
- 佐久間 正
- 佐久間 真麻
- 佐久間 三貴
- 佐久間 睦貴
- 佐久間 祐美子
- 佐々木 夏海
- 佐藤 愛莉沙
- 佐藤 栄一
- 佐藤 翔
- 佐藤 泰子
- 佐藤 奈津美
- 佐藤 光浩
- 塩谷 瑞葉
- 標葉 晴子
- 清水 道晃
- 白岩 望
- 過足 智子
- 鈴木 愛可
- 鈴木 胡羽玖
- 鈴木 公美子
- 鈴木 昌博
- 鈴木 麻耶
- 鈴木 凛
- 須田 学
- 関和 良太
- 曽我部 自由
- 田勢 俊明
- 丹内 葉子
- 土屋 勇輝
- 手塚 裕之
- 富塚 幸子
- 豊増 麻美
- 中嶋 佳代
- 中嶋 宗達
- 中野 美奈子
- 中村 亮
- 楢戸 学
- 仁科 遼太郎
- 西村 和貴
- 根本 恵子
- 根本 亮
- 野崎 晶之
- 野村 朋美
- 花見 達也
- 平川 由実
- 深谷 なつみ
- 藤岡 俊平
- 星 靖子
- 本田 正
- 曲沼 絵理
- 真壁 真由美
- 増子 哲朗
- 水沼 信晶
- 水野 さくら
- 溝井 菜々映
- 宮下 理恵
- 本宮 光貴
- 森田 まい
- 柳村 彩香
- 山口 恵史
- 吉川 直人
- 吉田 絢香
- 三瓶 浩二
- 三瓶 恵里奈
- 寺井 穂乃香
- 仲澤 育美
- 登梛 竜夫
児童思春期病棟ノーチェのみなさん
児童思春期デイケアリドのみなさん